2016年 6月28日
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター

夏のピーク電力削減には、ヒートポンプ・蓄熱システム
～『ヒートポンプ・蓄熱月間』がスタート～

ヒートポンプ・蓄熱システム普及に向けて活動する『ヒートポンプ・蓄熱月間』

  当センターでは、平成10年より、冷房需要が本格化する 毎年７月を『蓄熱月間』と定め、ピーク電力削減効果が高く、省エネ性・環境性に優れ、更には非常災害時には防災機能を兼ね備えた「ヒートポンプ・蓄熱システム」について、普及促進と技術向上を目的に、産学官と一体となり、さまざまな活動を展開してまいりました。
  19年目を迎える本年は活動名称を『ヒートポンプ・蓄熱月間』へと変更しましたが、これまでと同様、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及拡大にご貢献いただいた76企業・団体への感謝状（盾）の贈呈をはじめ、ＮＰＯ法人国際環境経済研究所 理事・主席研究員 竹内 純子 氏に特別講演をいただく「第13回ヒートポンプ・蓄熱シンポジウム」、「電力負荷平準化・省エネルギー社会実現セミナー」等、普及促進活動を予定しております。
           

ヒートポンプ・蓄熱システムで「夏のピーク電力を削減」

  経済産業省からの報告によると、今夏においては、節電の定着等により需給状況が一定程度改善したため、東日本大震災以降初めて節電要請が見送りされていますが、仮に大規模な電源脱落や想定外の気温上昇による需要増等が発生した場合は、電力需給ひっ迫する可能性もあることから、その需給ひっ迫への対策として発電設備の保守・保全の強化の要請やディマンドリィスポンス等、需要面の取り組みを電力会社に求められている状況です。
　このような状況において、ピーク時間帯を中心に使用電力の抑制については、引き続き重要な課題となっておりますが、ヒートポンプ・蓄熱システムの効率的な運用は、こうした課題の解決に役立つものと考えております。

給湯や産業プロセスなど様々な場面でヒートポンプ・蓄熱システムは活躍しています

ヒートポンプ・蓄熱システムは非常災害時にも活躍