蓄熱システムの最適化制御 計画・設計マニュアル
蓄熱システムを含む空気調和システムが、融合する非蓄熱式空調システムに対して評価指標において有利に立つようにサブシステム及び最終的にはトータルシステムの観点から適切な設計を行うことが蓄熱システムの最適化であり、変動するシステムの内外の条件(気象変動、居住状態の変動、システムの劣化など)に対して常に評価指標を良い方向に動かすように制御量を操作することを最適化制御と考えます。
本マニュアルはでは、蓄熱式空調システムの最適制御、特に二次側空調環境の充足性を判断するための温湿度や端末機器の運転状態を示す多量のデータを取り扱い、さらにはVAVの最適制御等のDDCの制御ツールとしての活用が期待できるとして、これらのソフトウェアと、BACFlexハードウェアの仕様確定とシステム構築の可能性を調査し、その具体的な仕様や、各制御機能に対してシステムダイヤグラム、制御目的に記述、並びにファンクションブロック(ISO16484-3)による機能を記述しています。
◆第1章 |
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最適化制御序論 |
◆第2章 |
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蓄熱システム最適制御の背景と必要性 |
◆第3章 |
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水蓄熱システムの標準制御システム |
◆第4章 |
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最適化制御の機能ブロック図 |
◆第5章 |
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負荷予測機能の試行結果 |
◆第6章 |
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蓄熱余量推定のシミュレーションと制御 |
◆第7章 |
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実装のシステムの計画 |
◆第8章 |
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付録 |