水蓄熱システムの制御シーケンスに基づく機能性能試験(FPT)マニュアル
蓄熱システムに限らないが空調システムにおいては、室内環境の最適化と省エネルギーの実現のための自動制御の役割は大きい。それにも関わらず設計においては設計者自身が十分に推敲することが少なく、本来の目的を達成できないことが多い。特に蓄熱システムにおいては過去に大きな制御上の過ちも少なくなかったが、当センターの技術基準策定により、それを参考にすることによって正しい設計がされるようになった。蓄熱システムの高効率化の方法論を実務と研究の場で極めていく中で、システム高効率化を実現する一次側熱源・蓄熱システムならびに二次側空調システムのシステム構成のあり方と制御法の標準を定義して実務に応用し、水蓄熱システムの技術基準の体系化を行った。
本マニュアルでは三部構成とし、第一部は基準となる水蓄熱システムの標準シーケンス、第2部がその標準シーケンスに基づく機能性試験の実証記録、そして第3部は上述の付録の自動制御管理文書を記述しています。
◆第1部 水蓄熱システムの標準制御シーケンス |
第1章 集中熱源型蓄熱システムの構成 |
第2章 水蓄熱システムのモデルシステムと制御システムの概要 |
第3章 標準システムの自動制御シーケンス(動作説明) |
第4章 最適化制御 |
◆第2部 水蓄熱システムの機能性能試験 |
第1章 プロジェクト概要 |
第2章 機能性能試験事前チェック項目 |
第3章 詳細試験手順 |
第4章 CKKプロジェクト蓄熱式熱源システムにおける機能性能試験実施例 |
◆第3部 付録(蓄熱式空調システムの自動制御管理文書) |
第1章 付録1:蓄熱式空調システムの自動制御管理文書例1(YBS 対応) |
第2章 付録2:蓄熱式空調システムの自動制御管理文書例2(CKK 対応) |
第3章 付録3:冷却水温度制御オプション |