寒冷地と一般地の違いは?
一般的に、1日の平均気温が10℃を下回ると暖房が必要と言われています。寒冷地と呼ばれる地域になると、暖房が必要な期間が長く、暖房に使用されるエネルギー量(≒光熱費)も大きくなります。
例えば、札幌の一軒家において年間に「暖房」だけで消費するエネルギー量は、沖縄の一軒家において年間に使用する「全て」のエネルギー量とほぼ同等となります。
また、札幌の住宅で消費されるエネルギー量の約半分が暖房に使用されており、暖房・給湯を合わせると70%にもなります。
図1 家庭部門世帯あたり用途別エネルギー消費量
図2 札幌の住宅エネルギー消費量の割合
(出典:用途別エネルギー消費原単位の算出と作成(澤地孝男他、日本建築学会計画系論文集(1994年))