蓄熱マニュアルのご案内・発行マニュアル一覧

蓄熱システムの施工マニュアル

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本マニュアルは、設計者、工事監理者、施工者(建築工事担当者および設備工事担当者)、ビルオーナー・運転管理者を対象としています。工事発注から各種届け出・申請、施工計画、施工管理、安全対策等、蓄熱空調システムの施工に関する業務を標準化することを目的としています。なお、試運転・調整、検収については、試運転調整・機能性能試験マニュアル、水質の管理詳細については、水質保全マニュアルをご参照下さい。

◆第1章 工事の流れと施工管理業務
    蓄熱システムを含む建築設備を施工管理する場合に、建築工事の流れと、各行程の中で行うべき作業項目を示したものです。これにより、作業内容の全体を建築工程との関連において把握し工程管理を行うことを目的としています。
◆第2章 設計図書の確認
    施工管理行程において、設計図書を受領した場合、蓄熱システムの品質確保の観点から、設計の仕様・内容を充分把握し、疑問点、品質上の問題点がある場合、設計者に対し質疑を行う、あるいは、設計内容の再検討依頼を行うことを目的としています。
◆第3章 施工計画
    蓄熱システムの施工計画を作成する時に、設計意図を十分施工に反映し、性能確保を行うという品質管理上の点と安全管理上の点についてポイントを把握・確認する事を目的としています。
◆第4章 検査・試験計画の作成
    蓄熱システムの品質・性能を確保するためには、検査・試験を適切に行う事が重要です。この観点からのポイントをまとめ、施工の節目・最終段階での検査・試験による品質・性能の確保を目的としています。
◆第5章 施工要領
    蓄熱システムの施工計画を踏まえ、施工の詳細部について具現化するために施工要領を記述しました。その観点から重要な点、誤りやすい点をまとめ、施工要領のポイントを把握・確認する事を目的としています。
◆第6章  :  設備機器発注と受入れ 
蓄熱システムに関連した機器について、メーカー選定時(引き合い時)、機器発注時に明確にすべき項目を挙げています。特にシステムの性能確保上、重要な項目についてまとめ、仕様決定上誤りのない発注を行う事を目的としています。
◆第7章  :  受渡し
    蓄熱システムを含む建物完成引き渡し時に、引き渡すべき書類、伝達すべき内容についてまとめたものです。運転管理者がシステムを十分理解し、適正な運転および管理・運用がなされるために確実な引き渡しがなされる事を目的としたものです。 
付録 蓄熱槽と蓄熱システムに関する用語集

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