2017.11.09
「AHPNW(アジアヒートポンプ蓄熱技術ネットワーク) 東京ワークショップ」開催報告
10月30日、当センターが事務局となり「アジアヒートポンプ蓄熱技術ネットワーク(AHPNW)東京ワークショップ」を開催し130名の参加がありました。
国際エネルギー機関(IEA)や欧州ヒートポンプ協会、中国ヒートポンプ連盟、AHPNWの関係団体等が基調講演を行い、ヒートポンプ普及促進に向けて共同声明を発表しました。今後、ヒートポンプを再生可能エネルギー源として定義するため、AHPNWの加盟国それぞれが各国政府関係者へ積極的な働きかけを行っていきます。

アジアヒートポンプ蓄熱技術ネットワーク 共同宣言
アジアヒートポンプ蓄熱技術ネットワークは、東京ワークショップの成果として、次の内容を共同声明として発表する。
- 地球温暖化防止への対応は、当ネットワークの活動の根幹である。
- 需要サイドでの地球温暖化防止への対応には、ヒートポンプが最も効果的な手段であり、気温上昇を2℃未満に抑えるためにも、ヒートポンプの有効活用が不可欠である。このことについて、当ネットワークは世界へ向け、発信する。
- エネルギー消費増加が見込まれる当ネットワーク加盟国では、地球温暖化防止に向けた取組みの拡大として、これまで普及が進んでいないヒートポンプ給湯機の普及促進をメインテーマとして取り組む。
- ヒートポンプ給湯機の普及促進に向けて、当ネットワーク加盟国においても、EU同様、ヒートポンプで利用する空気熱、水熱源、地中熱などの未利用熱を再生可能エネルギー源として定義すべく、加盟国各国間にて協調を取ながら、各国の政府関係者への積極的な訴求活動を行い、その実現を目指す。
2017年10月30日
※AHPNWは、アジア各国におけるヒートポンプの普及促進・技術向上に向けた継続的なネットワーク構築を目指して、2011年に活動をスタート。現在、日本・中国・韓国・ベトナム・インド・インドネシア・タイの 7各国が参加している。
この件に関するお問い合わせ先
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター
担当 廣瀬(国際技術研究部部長)
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目28番5号
ヒューリック蛎殻町ビル6階
TEL.03-5643-2404 FAX.03-5641-4501