ICA、JCDA、HPTCJ共同プロジェクト -2年目事業の実施について
国際銅協会(ICA)、一般社団法人日本銅センター(JCDA)及び一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター(HPTCJ)は、アジア・ヒートポンプ・蓄熱技術ネットワーク(AHPNW)等の活動を通じて、東南アジア地域での「ヒートポンプ・蓄熱システム」の理解促進活動を進めてきました。
地球温暖化を防止する上で、エネルギー消費拡大のポテンシャルが大きいアジア各国におけるヒートポンプ技術のさらなる普及促進を目的として、2017年よりICA ,JCDA 、及びHPTCJは共同プロジェクトを実施しております。
今回共同プロジェクト1年目事業を深化させたものとして2年目事業を実施することで関係者間(ICA/JCDA/HPTCJ)で合意し、そのことを付記した事業覚書「「Appendix of “ICA Project Proposal”」に署名締結(2018年2月28日)致しました。
共同プロジェクト 2年目事業の概要
共同プロジェクト1年目事業「アジア3地域(日本、韓国、台湾)での高効率ヒートポンプ機器の普及状況と普及ポテンシャルの調査」を踏まえ、2年目事業については、ヒートポンプ機器の中でもヒートポンプ給湯機にターゲットを絞った調査を実施します。
日本、韓国、タイにおいて、ヒートポンプ給湯機導入に対する優遇措置を含めた法規制、給湯機に使用する上水の水質、エネルギーインフラ等、ヒートポンプ給湯機普及に影響を与える要因の比較調査を行い、3ヵ国(日本、韓国、タイ)のヒートポンプ給湯機普及に向けた課題を検証します。あわせて国内外の政策担当者向けリーフレットを作成し、日本国内外でヒートポンプ給湯機の普及啓蒙活動につなげていきます。
2018年9月に韓国釜山で開催するAHPNWワークショップにおいて、3ヵ国(日本、韓国、タイ)の比較調査結果を報告します。あわせて東京ワークショップ(2017年10月31日)で提言した「AHPNW東京宣言」に対する各国の履行状況を確認し、AHPNW加盟国政府関係者、業界関係者等に対して、ヒートポンプ給湯機の普及を活性化させる有用情報を提供します。
参考①:3団体の概要
国際銅協会:ICA(International Copper Association)
設立 | 1989年1月 |
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活動目的 | "銅市場を守り、成長させると共に、世界中の人々の生活の質向上に貢献する” |
本部 | ニューヨーク |
団体トップ | 会長:Jean-Sebastien Jacques氏(Rio Tinto Plc Chief executive) |
会員企業・団体 | 世界各国の銅鉱山、製錬会社32社及び銅加工会社8社 |
日本銅センター:JCDA(Japan Copper Development Association)
設立 | 1964年11月 |
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活動目的 |
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本部 | 東京 |
団体トップ | 会長:中田佳明氏(三井金属鉱業代表取締役社長) |
会員企業・団体 | 会員:4団体(日本鉱業協会他2団体)及びICA 賛助会員:24社 |
ヒートポンプ・蓄熱センター:HPTCJ(Hear Pump & Thermal Storage Technology Center of Japan)
設立 | 1986年8月 |
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活動目的 |
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本部 | 東京 |
団体トップ | 理事長:小宮山宏氏(東京大学第28代総長、三菱総合研究所理事長) |
会員企業・団体 | 賛助会員企業(団体):93社 |
参考②:AHPNWの概要
設立 | 2011年10月 |
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設立目的 | アジアでのヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進 |
加盟団体 | 日本:ヒートポンプ・蓄熱センター(HPTCJ) 中国:中国建築科学研究院(CABR) 韓国:韓国産業技術試験院(KTL) ベトナム:ハノイ工科大学(HUST) タイ:モンクット王トンブリー工科大学(KMUTT) インドネシア:インドネシア冷暖房・熱流体技術研究所(HCTFTI) インド:インド資源エネルギー研究所(TERI) |
活動内容 |
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この件に関するお問い合わせ先
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター 担当 廣瀬(国際技術研究部部長)
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目28番5号
ヒューリック蛎殻町ビル6階
TEL.03-5643-2404 FAX.03-5641-4501