蓄熱式空調システム設計ハンドブック【東京版】
本「蓄熱式空調システム設計ハンドブック」【東京版】は、空調熱源省エネルギー化の決定版である高効率な水蓄熱式空調システムを正しく設計するための、設計手順と設計ツールの実際的活用法を詳細に記述したものである。本書は、全設計例を通じて活用できるように、一つの設計例としての記述を本文に、他への応用ないし注意書き・補足的説明や注釈を枠囲いの記事として下方に配置しています。又、ソフトウェアについても大幅にバージョンアップを行い、検討に用いた最適水蓄熱槽設計プログラム(TESEP-W)、蓄熱式空調システム経済性評価プログラム(TES_ECO)を付録として添付しています。
◆第1章 |
: |
建物条件と熱負荷 |
|
|
モデル建物の設定条件から熱負荷計算を行い、建物の負荷パターンの整理と採用システムの条件整理を行ないます。 |
◆第2章 |
: |
熱源システムの検討と各機器の選定 |
|
|
源機システムの設計についてまとめている。TESEP-Wを利用して温度プロフィールなどをシミュレーションし、初期想定した送水温度条件、利用温度差、蓄熱槽効率、概算水槽容量などの仕様や容量の確認を行ないます。 |
◆第3章 |
: |
蓄熱システムの採否検討 |
|
|
水蓄熱システムと非蓄熱システムの、イニシャルコスト、ランニングコストの比較計算例を付録のTES_ECOを用いて解説しています。 |
◆第4章 |
: |
空調機器の再選定 |
|
|
空調機器の実際に用いる機器による再選定を行ないます。 |
◆第5章 |
: |
制御システムの設計 |
|
|
空調システムの効率化を図るために、最適な制御システムの構成について記述しています。 |
◆第6章 |
: |
設計主旨書 |
|
|
運用管理者に引き渡すときに必要な設計主旨書の例について記述しています。 |
◆第7章 |
: |
システム制御・操作説明書 |
|
|
運用管理者に引き渡すときに必要な操作説明書の例について記述しています。 |
【添付資料】
1. |
性能検証フロー図 |
2. |
本書の記述内容と相当する設計フェーズでの性能検証文書 |
3. |
動的負荷計算プログラムと気象データの体系 |
4. |
負荷計算資料壁部材表 |
5. |
負荷集計出力データ
5.1各ゾーン負荷集計表
5.2空調機系統ごとの負荷集計 |
6. |
空気線図(ET*補正) |
7. |
バリエーション機器の仕様 |
8. |
イニシャルコスト算定表 |
9. |
蓄熱システム設計例週の検討システム一覧 |
10. |
空調機のTESEP-W条件選定 |
11. |
空調機の選定条件 |
12. |
ファンコイルユニットの選定 |
13. |
部分負荷運転時のCOPが高くなる熱源機を水蓄熱システムに採用した時の運転試算 |
14. |
空気熱源ヒートポンプチラーの部分負荷率の向上による比較検討 |
【添付図面等】
・図面-建築図 |
A-01 |
地下1階・1階平面図 |
A-02 |
2・3階平面図 |
A-03 |
4・屋上平面図 |
A-04 |
建物立面図 |
A-05 |
建物断面図 |
|
・図面-設備図 |
M-01 |
図面-設備図 |
M-02 |
空調設備 系統図 |
M-03 |
空調設備 機械室平面・断面詳細図 |
M-04 |
空調設備 地下1階倉庫(蓄熱槽)平面・断面詳細図 |
M-05 |
自動制御 熱源・二次側関連制御 |
M-06 |
自動制御 蓄熱運転フロー図 |
M-07 |
自動制御 二次側空調機関連制御 |
M-08 |
自動制御 機器表 |
M-09 |
自動制御 中央監視設備仕 |
M-10 |
自動制御 中央監視システム機能表 |
|