令和3年度「ヒートポンプ・蓄熱システム運転管理等の改善事例」公募のお知らせ

 当センターではこれまで、運転管理に携わる方々への更なる啓発を促すとともに、ヒートポンプ・蓄熱システムによる省エネルギー、環境性、経済性に資する電気の需要の平準化の一層の推進を目的として、ヒートポンプ・蓄熱システムの運転管理・運用、およびそれに基づく設備の改良等により効果があった事例を広く募集し、過去17回にわたり評価・表彰を行って参りました。
 2016年11月に発効したパリ協定は、産業革命前からの地球平均気温の上昇幅を2℃未満に抑えることを盛り込み、我が国は、温室効果ガスを2030年度に2013年度比26.0%削減することを掲げました。さらに先の総理大臣の所信表明では、温室効果ガスの排出量と吸収量を合わせて、2050年に実質ゼロとすることが表明されました。
 こうした大幅な温室効果ガス削減目標を達成するためには、さまざまな省エネルギー対策に加え、未利用エネルギーや再生可能エネルギーの活用が必須であり、その受け皿としてヒートポンプ・蓄熱システムは適したシステムです。また、コロナ禍にある現在、大量の換気が求められる状況に対しても、ヒートポンプ・蓄熱システムは、蓄熱した熱量と熱源機の追い掛け運転により大量の換気量を得ることが出来るなど、柔軟なシステムでもありますが、システムが十分な性能を発揮するためには、最適な状態で維持・運用されることが必須となります。
 このような情勢を鑑み、当センターでは、ヒートポンプ・蓄熱システムの運転改善事例、ピーク電力削減等の対応事例および未利用エネルギーを活用したヒートポンプシステムの運用改善事例を表彰対象として公募を行います。

 令和3年度の応募に関する詳細につきましては、令和2年12月中旬頃にセンターの下記ホームページへの掲載を予定していますので、ご確認の上、皆さまからのご応募をお待ちしております。


 当センターホームページ  https://www.hptcj.or.jp/

 【参考】
  1.令和2年度(2020年度)の公募要領は下記をご参照ください。
    https://www.hptcj.or.jp/index/news/tabid/1596/Default.aspx
  2.第1回(平成16年度)~第17回(令和2年度:2020年度)の入選事例やシンポジウム
          開催案内は下記をご参照ください。
          https://www.hptcj.or.jp/library/tabid/267/Default.aspx
   

 ご質問等ございましたら下記までご連絡をお願いいたします。

問い合せ先

一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター  ヒートポンプ・蓄熱シンポジウム事務局
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-28-5 ヒューリック蛎殻町ビル6階
               Tel:03-5643-2403 Fax:03-5641-4501